「走りながら考えよう」を合言葉に生まれた介護保険制度は、就学期を迎える直前、6年目に大改正が行われました。
何とか幼年期を乗り切り、期待を胸に就学期を迎えようとする訪問介護サービス事業者に用意された小学校課程は、以下のように厳しいステージになっています。
■新要支援/介護予防給付の導入による市場の縮小=科目(サービス、利用者)の見直し
■保険給付サービスの純化と厳格化=基礎課程の強化
■特定事業所加算制度の導入=向上課程
やっと幼年期を終えた児童が、いきなり高学年課程コースの競争環境にさらされることで、休学・退学者が多数でてくることも予想されます。指定訪問介護事業者として成長していくには、なんとしてもこのステージをクリアすることが必要です。
一方、新要支援区分=介護予防給付の導入に伴う介護予防訪問サービス利用の可否、提供方法などは曖昧な部分も多く、事業者、利用者ともに困惑している状況もあります。 就学期の課程では(自主)課題研究と提案能力も試されるところです。このテーマについて利用者ニーズを汲み上げた事業者からの提言が期待されます。