(1) 最高級ホテルのおもてなし、だから「いつつ星会」。
>▲施設内にはお茶を楽しむスペースも。
―活気のある事業所ですね。
戸館さん:そうですね、いつも賑やかですよ。「いつつ星会訪問介護事業所」には最年少は25歳から、最年長だと52歳まで幅広い世代のヘルパーさんが所属しています。平均年齢は30代後半くらいだと思います。
―そして、建物が非常にきれいで、広々としていますよね。
戸館さん:ここは訪問介護事業所だけでなく、併設で養護老人ホームの紅梅荘、特別養護老人ホーム のわくわく荘、ショートステイサービスの施設もあるんです。だから、廊下は車椅子が優に2台は通れるだけのスペースを確保しています。ここは東北で唯一のユニット型で、すべてにおいて「最高級ホテルのおもてなし」をコンセプトにサービスの提供を行っています。法人名にもある「いつつ星」というのは、ホテルの最高ランクを意味する「ファイブスター」と、岩手県北二戸地方地域の広域の愛称であるカシオペア連邦(二戸市、一戸町、軽米町、浄法寺町、九戸村)の「五つの星」との2つの意味を持っているんですよ。
▲受付ではなく、「コンシェルジュ」がお出迎え。
―素敵な由来のあるお名前ですね。
戸館さん:だからこそ、というか、その「いつつ星」という名に恥じないように、私たちサービス提供責任者も、ヘルパーさんたちも、地域に密着した最善のサービスを提供しようと日夜励んでいます。
▲玄関に敷かれたマットにも、ファイブスターの文字が。
―併設の「わくわく荘」、電話番号も「8989(わくわく)」と、徹底していますよね。
戸館さん:ご高齢になるとどうしても日々の生活に張り合いがなくなって、寂しい思いをされることが増えてきます。けれど一生涯を振り返ったとき、楽しい人生だった、充実した人生だったと思えるように、残された時間を1分でも1秒でも多く「わくわく」して過ごしていただきたいんですよね。私たち職員はその「わくわく」のために必要な、あらゆる意味でのサービスを提供したいと思っているんです。だから「わくわく荘」で、電話番号も「8989(わくわく)」なんです。
―なるほど。
戸館さん:私はこういう会社としての介護福祉に関するコンセプトに共感して、こちらの事業所で働こうと決意したんです。