■みんなの自慢のデイサービス施設
▲ソーラー発電のできる「ゆうゆうケアステーションみずほの」の施設屋根。
―こちらの事業所は関連施設が多いそうですね。
室岡さん:ええ、そうなんです。栃木県宇都宮市を中心に、訪問介護事業所だけでなく、居宅介護支援事業所や福祉用具貸与事業所、デイサービス施設など、介護のトータルサービスを目指し、各施設が設立、運営されています。その中でも、平成20年3月にオープンしたばかりのデイサービス施設「ゆうゆうケアステーションみずほの」は私たちの自慢の施設です。「ゆーゆーステーションおやま」から車で30分くらい離れたところにあるんですが、とっても天井が高くて、明るく開放的な施設なんですよ。ソーラー発電なども行っていて、施設内の電気の一部をそれでまかなうなど、地球環境にも配慮した施設になっています。その設備が注目されて、時々各方面から視察の方がお見えになるんですよ。
▲足湯施設に使われているお湯は、北海道の二股温泉の炭酸カルシウム温泉。
―「ゆうゆうケアステーションみずほの」には、足湯施設もあるそうですね。
室岡さん:はい。利用者の方々が好きな時にゆっくり自由に足湯に入れるように工夫されています。ちょっと珍しいかもしれませんが、施設内の一番ゆったりできる位置に足湯の設備があります。お湯は北海道の二股温泉の炭酸カルシウム温泉が使用されているので、湯質もやわらかく利用者の方々に好評なんですよ。温泉は足湯施設だけでなく、通常の入浴施設にも使われています。
―こだわりの詰まった施設ですね。
室岡さん:こだわりはそれだけではありません。座位保持が困難な方でもリクライニングチェアに座り楽な姿勢で入浴できる特浴施設もあります。ミストシャワーによるサウナ効果で、3~5分程度の入浴でも身体全体をぽかぽかに暖めることができるんですよ。また、パワーリハビリテーション用の設備も充実していますので、利用者さんの身体能力にあったリハビリテーションを行っていただくことが可能です。それ以外にも、歯科や理美容院との連携も万全ですし、託児施設まで設けられているんです。
施設内は余裕のある造りになっているので、車椅子での移動もラクラク。もちろん段差もなく、バリアフリーですから、高齢者だけでなく、施設を利用する全ての人に優しく設計されています。
▲施設利用者さんたちが作った納涼会の御神輿。
―人にも地球にも、本当に優しい施設なんですね。
室岡さん:そうなんです。本当に素晴らしい施設なんですよ。敷地内にはミニ農園もありますし、四季を感じるイベントもたくさんあります。スタート時の利用者数はわずか9名ほどでしたが、色々と趣向を凝らしてやっているうちにどんどん利用者数も増えてきました。まだまだこの施設には可能性があると思っていますので、これからが楽しみです。