■複合型施設なので、様々な介護環境の中でお仕事ができます。
▲リブ丸山の施設入り口には、沢山のサービス名が並んでいる。
―こちらの事業所「社会福祉法人柚子の会 ホームヘルプサービス リブ丸山」では、たくさんの関連施設があるんですね。
米原さん:はい。私たちの事業所が所属する社会福祉法人柚子の会では、ホームヘルプサービスのほか、特養老人ホームにデイサービス、ショートステイ、ケアプランサービス、地域包括支援センター、グループホーム、小規模多機能ホーム、ケアハウス、配食サービスといったサービスがあります。
▲ケアハウスの入居者が使用している浴場。窓の向こうには絶景が広がっている。
―米原さんたちの事業所では、そちらの沢山の施設にも、ヘルパーとしてサービスを提供されているのですか?
米原さん:私たちがヘルパーとして関わりを持っているのは、ケアハウスに入所されている利用者さんのみです。その他には、施設外での在宅の訪問介護も行っています。利用者さんの数は全部で70名ほど、割合としてはケアハウスが2割、在宅の訪問が8割です。これらの利用者さんを12名のスタッフで対応させていただいております。
―ケアハウスは、どのような施設なのでしょうか?
米原さん:高齢者のケアに配慮しつつ、その自立性をも尊重した軽費老人ホームです。バリアフリー構造のため、車椅子の使用が可能で全個室、食事や入浴のサービスが提供されます。
入所施設ですが介護保険では居宅とみなされ、介護や支援が必要になった場合には、居宅サービスを利用することができます。
▲朝の10時前から、デイサービスの利用者さんが施設を訪れる。
―こちらのヘルパーステーションでは、「社会福祉法人 柚子の会」の他の施設との交流もあるのですか?
米原さん:在宅の利用者さんが私たちの施設のデイサービスに通われていたり、ケアハウスに常勤しているスタッフとは、利用者さんに関するケアの相談を行ったり、状況報告を行うなど、あらゆる場面において交流は自然に出てきます。同じ施設の中に、特養老人ホームやデイサービスがあるので、直接お仕事での関わりがなくても、沢山のお年寄りやスタッフが活動されている姿が近くにあるだけで刺激的です。
また、私たちの施設は「リブ丸山」以外にも、千葉県内には花見川(千葉市)や館山市、天津(鴨川市)や勝浦市などにも各施設が点在していますので、内部研修を行うときに他の施設の方々と交流する機会もあります。ただ、事業所のスタッフ全員が研修に参加できるわけではないので、研修の内容は出席したスタッフが事務所に持ち帰り、全スタッフで情報を共有できるようにしています。
様々な視点から利用者さんへのサービスを見つめることができたり情報交換ができるのは、沢山のサービスが揃っているメリットだと思いますね。